INPEXの豪州LNG施設でストライキ、日本向け輸出に影響の恐れ
資源開発大手INPEXがオーストラリアで運営する液化天然ガス(LNG)施設で2日、賃金や労働条件を巡る労使交渉が膠着状態にあるとして、従業員がストライキを実施した。労働組合はより規模の大きなストライキを予告しており、長引けば生産量や日本などへの輸出に悪影響を及ぼす懸念がある。
施設はオーストラリア北西部に位置し、年間最大930万トンのLNGを生産。その約7割が日本向けに輸出されている。今回のストライキは、2日の午前と午後にそれぞれ数時間ずつ限定的に行われた。現地メディアが報じている。
労働組合は約3%の賃上げなどを要求しており、交渉が進展しない場合、さらなる行動を示唆している。組合は交流サイト(SNS)上で、INPEXが公正な労働条件に合意するまで「ストライキはエスカレートし続ける」と投稿した。
今後の見通し
専門家は、ストライキが長期化すれば、世界的なLNG需給に影響を与え、価格上昇を招く可能性があると指摘する。特に日本はLNG輸入の多くをオーストラリアに依存しており、安定供給への影響が懸念される。
INPEXはコメントを控えているが、関係者は「代替供給源の確保など、影響を最小限に抑える対策を検討している」と述べている。



