宮崎日大高柔道部員が校内で女子生徒盗撮、退学処分も全国大会出場は継続
宮崎日大高柔道部員が女子生徒盗撮で退学、全国大会出場は継続

宮崎日大高校柔道部員による校内盗撮事件、退学処分が決定

私立宮崎日大高校(宮崎市)にて、柔道部に所属していた男子生徒が校内で女子生徒を盗撮した問題が明らかになった。学校側は2月25日付で当該男子生徒を退学処分としたことを発表し、事件の詳細が関係者への取材で判明した。

盗撮の手口と発覚の経緯

同校によると、男子生徒は昨年夏頃、自身のスマートフォンを動画撮影モードに設定し、学校敷地内の一室に隠して設置した。その後、女子生徒が着衣を脱いだ後の様子を背後から撮影したという。この行為は今月9日、学校に匿名で寄せられたメールなどを通じて発覚した。

学校側の聞き取りに対し、男子生徒は女子生徒を盗撮した事実を認め、これ以外の類似行為はないと説明した。さらに、撮影した動画の一部を別の生徒1人に見せたことを話したが、SNSなどを通じた動画の共有や拡散については否定している。柔道部の他の部員らも、動画が共有されたことはないと学校側に説明しているという。

動画の処理と学校側の対応

盗撮された動画データは、柔道部の顧問教員が確認した後、直ちに削除された。顧問は学校側に「拡散防止のため」と説明しており、河野雄一教頭は読売新聞の取材に対し、「隠蔽ではない」と強調した。河野教頭は「被害者のことを考えての行動だったが、証拠の保全などをもう少し考えないといけなかった」と述べ、対応の反省点を示した。

学校側は事件を宮崎県警に報告しており、再発防止に向けた指導を強化する方針だ。河野教頭は「絶対にあってはならないことが起きた。再発することがないよう指導していきたい」と語り、厳しい姿勢を打ち出した。

柔道部の全国大会出場は予定通り

宮崎日大高校柔道部は県内有数の強豪として知られ、今年1月に行われた県高校柔道選手権では男子団体の部で優勝を果たしている。3月下旬に開催される全国高校柔道選手権への出場を既に決めており、学校側は出場予定に変更はないと表明した。この決定は、部全体の活動を継続する一方で、個別の不祥事には厳正に対処する姿勢を示している。

今回の事件は、学校内でのプライバシー侵害と部活動の倫理が問われる事例として、教育関係者や地域社会に衝撃を与えている。学校側は今後、生徒への指導と事件の再発防止に取り組むとしている。