AONの絆と喪失 尾崎将司さんお別れの会で青木功、中嶋常幸が語った時代
AONの絆と喪失 尾崎将司さんお別れの会で語られた時代

AONの絆と喪失 尾崎将司さんお別れの会で青木功、中嶋常幸が語った時代

2026年3月16日、東京都千代田区でプロゴルファー尾崎将司さんのお別れの会が開催された。ジャンボの愛称で親しまれた尾崎さんの死を惜しみ、ゴルフ界やスポーツ界をはじめ、各界の著名人らが参列。会場には午前の部だけで1千人を超える人々が集まり、午後の一般参列者も合わせると2千人に及んだ。その中で特に心を揺さぶられたのは、ゴルフの時代を築いた「AON」の残された2人、青木功さんと中嶋常幸さんの言葉だった。

青木功さんの弔辞に込められた絆

会の発起人代表として最初に弔辞を述べたのは青木功さん(83歳)である。尾崎さんの遺影に向かって、「お前がいたから、今の自分がある」と語りかけ、最後に「さよなら」と告げた。その言葉には、長年にわたる競い合いと支え合いの歴史が凝縮されていた。献花を終えたすべての参列者にお礼を述べた後、青木さんは報道陣の前に座り、「疲れるなー」とつぶやきながらも、いつもの冗舌ぶりを見せた。この瞬間、AONとして共に歩んだ歳月の重みが感じ取られた。

中嶋常幸さんの献花に表れた喪失感

一方、中嶋常幸さんは献花の際、深い悲しみをたたえた表情で尾崎さんに別れを告げた。AONとしてしのぎを削りながらも、互いに高め合ってきた関係性は、ここにきて大きな喪失感として現れた。会場には、3人が築いたゴルフの黄金時代を思い起こさせる空気が漂い、参列者たちも静かに耳を傾けた。中嶋さんの行動からは、単なるライバルを超えた、かけがえのないパートナーを失った寂しさが伝わってくる。

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AONが残したゴルフ界への影響

AONとは、青木(Aoki)、尾崎(Ozaki)、中嶋(Nakajima)の頭文字を取った呼称で、日本のゴルフ界をリードしてきた3人を指す。彼らは競技を通じて互いに刺激し合い、国内のみならず国際的にも活躍し、ゴルフ人気を大きく押し上げた。尾崎さんの死去により、このトリオは2人となったが、その功績と絆は今後も語り継がれるだろう。お別れの会は、単なる追悼の場ではなく、AONの時代を振り返り、その遺産を確認する機会ともなった。

この日、会場に集まった人々は、尾崎さんの偉大な足跡を偲びつつ、青木さんと中嶋さんの言葉から、スポーツマンシップと友情の真髄を学んだ。AONの喪失感は、しのぎを削ったからこそ生まれる深い絆の証であり、ゴルフ史に刻まれる一ページとなった。尾崎将司さんのご冥福を心よりお祈りするとともに、残された2人の今後の活躍にも期待が寄せられる。

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