りくりゅう、SPで痛恨ミス 万全の準備もリフト崩れ10秒以上うつむく
りくりゅうSP痛恨ミス リフト崩れ10秒以上うつむく

万全の準備も一転、リフト崩れで痛恨のミス

2026年2月16日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケートペアショートプログラム(SP)で、日本の木原龍一・三浦璃来組が予期せぬミスに見舞われた。演技終了後、木原は10秒以上もうつむいたまま動けず、肩を落とす姿が印象的だった。

タイミングのずれでリフトが崩壊

演技中、2人の動きのタイミングが合わず、リフトが途中で崩れてしまった。ブルーノ・マルコットコーチは「練習中にこのようなミスは見たことがない。一度もない」と驚きを隠さない。世界王者として臨んだここ一番での出遅れは、痛恨の出来事となった。

入念な準備と過去の経験を生かす

万全の準備でこの日を迎えていた2人。4年前の北京五輪では、団体でメダル獲得後に調子を落とした苦い経験がある。今回は団体戦を個人戦に向けた「トレーニングウィーク」と位置づけ、入念な調整を重ねてきた。

団体フリーの直後も、他選手の演技の合間にウエートトレーニングに取り組み、2日間のオフを経て練習を再開。個人戦に合わせて調子を上げてきていただけに、今回のミスはより悔やまれる。

経験を生かした細やかな対策

今大会では、団体の表彰式で銀メダルを受け取った際、表彰台がざらざらしていてスケート靴のエッジが刃こぼれする問題が発生。しかし、三浦と木原は予備の靴を履いており無事だった。

木原は「前回の北京の時もエッジが傷ついた。本当に少しだけの傷で、普通の選手なら気にならない程度」と語り、万が一を考えた対策が功を奏したことを明かす。

巻き返しへの決意

木原は4大会目、三浦は2大会目の五輪と経験を重ね、カナダを拠点にストイックな鍛錬を積んできた。団体ではSP、フリーとも世界歴代3位の高得点を記録する充実ぶりを見せていただけに、今回の結果は残念だ。

木原は「なんでああなったのか、分からない」と困惑し、三浦も「運も悪かった」と肩を落とす。しかし、2人は「いつもの感じで戻ってくる」と巻き返しを誓っている。今後のフリープログラムでの逆転劇に期待がかかる。