ミラノ・コルティナ五輪 三浦璃来・木原龍一組が大逆転金 フィギュアペアで日本初のメダル
三浦璃来・木原龍一組が大逆転金 フィギュアペアで日本初

「練習はうそをつかない」信条が導いた大逆転の金メダル

ミラノ・コルティナオリンピックは16日、フィギュアスケート・ペアフリーで歴史的瞬間が訪れた。ショートプログラム(SP)で5位に沈んだ三浦璃来・木原龍一組(木下グループ)が、世界歴代最高得点となる158.13点をマークし、合計231.24点で見事な逆転優勝を達成したのである。

日本勢初の快挙 フィギュアペアで金メダル

この勝利は、日本勢がフィギュアスケートのペア種目で初めてメダルを獲得した記念すべき瞬間となった。フィギュアスケート全体では、2006年トリノ大会女子の荒川静香、2014年ソチ大会と2018年平昌大会男子の羽生結弦以来となる金メダル獲得となった。三浦・木原組は、団体戦での銀メダルに続く今大会2個目のメダルを手にした。

前日のSPでは、リフトで2人の手を握り合うタイミングが合わず、体勢を大きく崩す痛恨のミスがあった。木原選手は表情を失い、団体戦でフル稼働した疲労や五輪の魔物といった臆測も飛び交った。しかし、その逆境を2人は見事にはねのけた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

完璧な演技で観客を魅了

失意のSPから一夜明けて迎えたフリーでは、冒頭から高さのあるトリプルツイストリフトを成功させ、2人そろっての3連続ジャンプ、男性が女性を押し出すスロージャンプも鮮やかに決めた。ダイナミックな動きに会場の熱気は最高潮に達し、終盤のリフトでは互いの手を強く握り合い、木原選手が三浦選手を頭上に持ち上げるフィニッシュポーズをとると、観客も総立ちになった。

「信じられない気持ちだった」と語る木原選手。フリーで世界歴代最高の158.13点をたたき出し、悲願の金メダルをつかんだ瞬間、2人の顔には達成感に満ちた笑顔が浮かんだ。

経験から得た確固たる信条

2人には、4年前の北京五輪での苦い経験から得た信条がある。「積み重ねてきた練習はうそをつかない」という言葉だ。当時は新型コロナ禍で練習環境が限られ、状態を上げられず「どん底」(三浦選手)だったが、焦りながらもトレーニングを続けて復調し、7位に入賞。その後、2度の世界選手権優勝を経て、「たとえ本番まで調子が悪くても、自分たちが積み上げてきたものが崩れることはない」と確信するに至った。

三浦選手はこの日、「ミスをしなければ(優勝の)可能性はあると思っていた」と語り、自らの軌跡を信じて頂点に立った。練習の積み重ねが、まさに大逆転の金メダルへと結実した瞬間であった。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ