三浦璃来・木原龍一組が日本初のフィギュアペア金メダル、涙の逆転劇で冬季五輪最多記録に並ぶ
三浦璃来・木原龍一組が日本初フィギュアペア金、涙の逆転劇

三浦璃来・木原龍一組が日本初のフィギュアペア金メダルを獲得、冬季五輪で最多記録に並ぶ

2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック第11日の16日、フィギュアスケートのペアフリーで、三浦璃来(24)と木原龍一(33)組(木下グループ)がこの種目で日本勢初のメダルとなる金を獲得した。今大会では団体の銀に続くメダルとなり、日本勢のメダルは今大会計18個目で、冬季では過去最多だった2022年北京大会に並んだ記録的な成果となった。

ショートプログラム5位から世界歴代最高得点で逆転優勝

三浦・木原組は、15日のショートプログラム(SP)ではミスがあり5位と出遅れたが、フリーで世界歴代最高となる158.13点をマーク。合計231.24点で逆転優勝を果たした。前日のSPでは、木原が三浦の体を持ち上げる「リフト」で体勢を崩し、まさかの5位に沈んだ。その夜、木原は「夜も眠れず、涙が止まらなかった」と心情を明かしたが、この日のフリーでは一転、会心の演技を披露した。

木原は演技後、「(三浦)璃来ちゃんが立て直してくれた」とパートナーに感謝の思いを伝え、2人はリンク脇で強く抱き合い、喜びを分かち合った。表彰台では、金メダルを胸に輝かせ、日本フィギュアスケート界に新たな歴史を刻んだ。

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9歳差のコンビ、涙の試合前から奮起へ

試合前の公式練習では、木原が気持ちの切り替えができず、涙が止まらなかったという。そんな木原に三浦が「まだ終わっていない。積み重ねてきたものがあるんだから」と声をかけた。木原はこの言葉に奮い立たされ、「諦めていいわけがない。攻めきる」と決意を固め、リンクに立った。

2人の出会いは2019年。他の選手とのペアを解消していた三浦が、新たなパートナーを探していた際、元アイスダンス日本代表の小松原美里さん(33)に相談したことがきっかけだった。木原は当時、競技からの引退を考えていたが、小松原さんから「やめるな。絶対にうまくいくから」と励まされ、ペアを組むことになった。

初めて一緒に滑った際、三浦は「自分の滑りたいタイミングで滑ったのに、ぴったり合う」と驚き、木原も「最初の一歩目の滑りからすごく合った」と感じた。それから、競技が盛んなカナダを拠点に猛練習を重ね、当初は9歳上の木原が引っ張ったが、徐々に三浦も意見をはっきり伝えるようになり、互いを高め合える関係を築いていった。

新種目スキージャンプ男子スーパー団体は6位

一方、新種目のスキージャンプ男子スーパー団体では、二階堂蓮(24)(日本ビール)と小林陵侑(29)(チームROY)の日本が6位となった。3回目途中で悪天候のため打ち切りとなり、2回目までの記録で順位が決まった。

ミラノ・コルティナ大会は、日本勢が冬季五輪で最多メダル記録に並ぶなど、活躍が続いている。三浦・木原組の金メダルは、フィギュアスケート界だけでなく、日本スポーツ史に輝く一ページとなった。

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