ミラノ・コルティナ冬季五輪フィギュアスケートのペアで日本勢初の金メダルを獲得し、現役引退を表明した愛称「りくりゅう」の三浦璃来(24)と木原龍一(33)組(木下グループ)が28日、東京都内のホテルで記者会見を開いた。引退に至った経緯や今後の活動について説明した。
引退決断の背景
三浦と木原は17日、交流サイト(SNS)を通じて連名で「今シーズンをもちまして現役を引退する」と発表。3月下旬の世界選手権は欠場しており、五輪が最後の演技となった。会見では、五輪後にコンディションやモチベーションを考慮し、二人で話し合いを重ねた末の決断だったと明かした。木原は「最高の形で終われたという思いがある」と語り、三浦も「満足している」と笑顔を見せた。
今後の活動
今後はプロスケーターとして活動し、アイスショーやメディア出演などを通じてフィギュアスケートの魅力を発信する予定。将来的には日本のペア強化のために指導や後進の育成に携わりたい意向を示し、木原は「ゆくゆくは二人で指導者になりたい」と抱負を述べた。三浦も「ペアスケートの発展に貢献したい」と意気込みを語った。
コンビ結成から五輪金まで
兵庫県出身の三浦と愛知県出身の木原は2019年8月にコンビを結成。スピード感と一体感のある演技を武器に、五輪ではフリーで世界歴代最高得点を記録し、ショートプログラム5位から大逆転で金メダルを獲得した。シニアでは世界選手権、グランプリファイナル、四大陸選手権も制し、主要大会全制覇を達成した。
会見には恩師からのメッセージも紹介され、「生徒の頑張りに寄り添い、一緒にうれし涙を流せる存在に」とエールが送られた。二人は「さまざまな活動に挑戦して、ゆくゆくは指導者に」と将来像を描いている。



