福島県南会津町上空で昨年12月に観測された火球の落下した隕石を探す有志の捜索隊は17日、最終10回目の捜索を実施した。今回も隕石は発見できなかったものの、参加者には天体ロマンを追い求めた充実感が漂った。
捜索の経緯と成果
火球は昨年12月に観測され、星の村天文台(田村市)などの調査で山間部の直径約3キロの範囲に落下地点が絞られた。南会津ほしぞらの会が呼びかけ、県内外から天体愛好家らが参加。4月から5月にかけて延べ300人以上が捜索に加わった。
同会の有賀伸一会長は「星を通じて人のつながりが生まれた。南会津の星空の魅力を発信したい」と語った。捜索に同行した同天文台の大野裕明名誉台長は「南会津を星降る町としてPRしていく」と述べた。
今後の展望
同会が中心となり、今後の対応を検討する。植物が生い茂る時期は捜索を行わない見通しだ。県内初の隕石発見は、天文ファンの夢として持ち越しとなった。



