札幌市の大倉山ジャンプ競技場で16日、最大傾斜37度、標高差130メートルのスキージャンプ台を駆け上がる400メートルレースが開かれた。このレースは9回目の開催で、個人種目と4人一組のリレーに男女合わせて約1850人が参加。1972年冬季五輪の会場となった急坂を逆走し、参加者たちは健脚を競い合った。
過酷なコースに挑む参加者たち
夏めく空の下、出場者は頂上を目指して駆け出したが、あまりの傾斜に途中からは四つんばいになる場面も見られた。3回目の挑戦となった茨城県つくば市の会社員、岩木鴻太さん(25)はゴールを見上げ「まだあるのか。早く終わってほしい」と思いながら必死で走ったと振り返り、「今年が一番タイムがいいかも」と達成感をにじませた。
男子個人種目は陸上自衛官が6連覇
個人種目男子では、陸上自衛官でクロスカントリースキーヤーの田中聖土さん(31)が3分37秒44のタイムで6連覇を果たした。田中選手は安定した走りで他の参加者を圧倒し、連覇記録を更新した。
最後の開催となったレース
主催したレッドブル・ジャパンによると、この競技場でのレースは2017年に開始され、毎年多くの参加者を集めてきた。しかし、競技場の改修工事が予定されているため、今回が最後の開催となった。参加者からは惜しむ声も聞かれ、記念すべき大会となった。



