皇室の護衛と警備を専門に担う皇宮警察が、今年で創設から140周年を迎えたことを記念し、その歴史や普段使用している側車(サイドカー)などを紹介する「昭和100年・皇宮警察創立140周年記念展」が、東京都中央区日本橋室町の日本橋三越本店で開かれている。開催は31日まで。
皇宮警察の歴史を振り返る展示内容
皇宮警察は1886年(明治19年)、宮内省の一部局として皇宮警察署として誕生した。以来、天皇、皇后両陛下をはじめ皇族方の身辺護衛、皇居や御所、御用邸の警備を専門に担ってきた。現在の本部庁舎本館は、皇居内の旧枢密院庁舎に入っている。
会場では、明治から令和に至るまでの出来事をまとめた年表や、主要なイベントを捉えた写真約70点が掲示されている。例えば、1923年(大正12年)の関東大震災直後、橋が崩れたような皇居前の被災状況や、1936年(昭和11年)に発生した陸軍皇道派青年将校によるクーデター「二・二六事件」が鎮圧された後の平川門の様子を写した写真も展示されている。
実物展示と関連イベント
このほか、創設当時に実際に使用されていた制服の現物、現在も護衛任務で使用されているサイドカー、職員採用のための歴代ポスターなどが並べられている。広報担当者は「この機会に多くの方々に皇宮警察本部について理解を深めていただけたらと思う」と話している。
展示時間は午前10時から午後7時半まで。30日と31日には、午前11時と午後2時の2回、会場で同警察音楽隊によるコンサートも開催される。入場はすべて無料。



