イランのタスニム通信は1日、イランが仲介国を通じた米国との対話を停止すると報じた。その理由として、イスラエル軍がレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラへの攻撃を続けていることを挙げた。この動きには駆け引きの可能性があるとみられる。
覚書修正で早期締結は不透明
タスニム通信は5月31日、米国との戦闘終結の前段階となる覚書について、イラン側が修正を加える方針だと報道。米メディアによると、トランプ大統領も修正を要求しており、早期の覚書締結は見通せない状況だ。
高市首相が電話会談で早期合意を要請
高市早苗首相は1日、イランのペゼシュキアン大統領と電話会談を行い、米国との早期合意を要請した。国営イラン通信によると、ペゼシュキアン氏はホルムズ海峡で「日本の船舶がより容易に通航できるように努める」と述べた。
レバノン戦闘と対話停止の関連
レバノンでの戦闘は2日で再開から3カ月となる。タスニム通信によると、イランはパレスチナ自治区ガザでの戦闘が続いていることも対話停止の理由に挙げた。アラグチ外相はX(旧ツイッター)への投稿で「全ての戦線」での戦闘終結を要求した。
米軍の攻撃と地域情勢
対話停止の報道に先立ち、米軍はホルムズ海峡に近いイランのケシム島などで5月30、31両日、防空システムや無人機管制施設を標的に自衛目的の攻撃を実施したと発表している。



