谷口将隆、ダウンを喫し判定負け…3年ぶりの世界王座返り咲きならず
世界ボクシング協会(WBA)と世界ボクシング機構(WBO)のライトフライ級統一タイトルマッチが4月3日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者のWBOミニマム級元王者・谷口将隆(ワタナベ)が統一王者のレネ・サンティアゴ(プエルトリコ)に0-3の判定で敗れました。谷口は3年ぶりの世界王座返り咲きを果たせず、無念の表情を浮かべています。
序盤は冷静な立ち上がりも、ダウンが響く
試合では、谷口が序盤にボディーへの効果的なパンチを当てるなど、冷静な立ち上がりを見せました。しかし、打ち終わりに被弾を許す場面が目立ち、5回には右カウンターを浴びてダウンを奪われるなど、相手のアウトボクシングを崩し切れませんでした。サンティアゴは昨年3月に岩田翔吉、12月には高見亨介(ともに帝拳)を破っている日本人キラーとして知られ、その強さを改めて示す形となりました。
谷口の挑戦と挫折
谷口は神戸市出身で、2021年に2度目の世界挑戦でミニマム級王座を奪取しましたが、2023年にTKO負けを喫して王座を陥落。その後、1階級上げて再起を図り、世界の舞台に戻ってきました。試合前には「できることはすべてやりきれた。やり残すことは何もないぐらい体は仕上がった」と意気込みを語り、技巧派として左の一撃に力強さを増して挑みましたが、2階級制覇は叶いませんでした。
記念日の敗戦
4月3日は谷口が2016年にプロデビューを飾った記念日であり、世界戦発表の際には「10年後の4月3日にまた世界王者、2団体王者としての人生が始まる」と語っていました。しかし、勝負の世界の厳しさを痛感する結果となりました。
小国以載は判定勝利
一方、同じ日のノンタイトル10回戦では、国際ボクシング連盟(IBF)スーパーバンタム級元王者の小国以載(角海老宝石)が、WBAとIBF同級元統一王者のマーロン・タパレス(フィリピン)に3-0の判定勝利を収めています。小国は強豪相手に健闘し、今後の活躍に期待が寄せられています。
この試合を通じて、谷口の再起への道のりは続きますが、今回の敗戦は大きな課題を残す形となりました。ボクシングファンは、彼の次なる挑戦に注目することでしょう。



