日本バスケットボール協会は13日、オンラインで記者会見を開き、元職員による不適切な経費取り扱いが判明した問題について謝罪した。島田慎二会長は「弁解の余地もない。多大なるご迷惑とご心配をおかけし、おわび申し上げる」と述べ、自身の報酬の月額10%を3カ月間自主返納することを明らかにした。
不適切な経費処理の詳細
協会によると、2024年から2025年にかけて4件の強化試合で海外チームを招いた際、当時の担当職員が相手国への「遠征補助費」の名目で計1400万円を不適切な方法で協会から出金。その金を相手国に渡さず、自宅で保管していた。協会の内部調査では、私的流用は認められなかった。
覚書の書き換えとサインの不正使用
協会は相手国と強化試合の実施条件について覚書を締結したが、元職員は無断で一部を書き換えた別の覚書を作成。遠征補助費を現金で支払うといった項目を追加し、データ化して保管されていた事務総長のサインを許可なく使用。こうした文書を提出する手口で現金を引き出していたという。
協会は再発防止策として、経費処理の監査強化や内部統制の見直しを進める方針。島田会長は「信頼回復に全力を尽くす」と述べ、今後の対応を約束した。



