福島が福井を下し、3季ぶりのプレーオフ進出を決める
バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)東地区の福島は、18日にアウェーのセーレン・ドリームアリーナで行われた福井戦を85-76で勝利し、2022-23シーズン以来となる3季ぶり3回目のプレーオフ(PO)進出を確定させた。この勝利により、通算成績は34勝13敗で東地区2位を維持している。
試合の流れとチームの躍進
試合は第1クォーターから福島が優位に立ち、ナンジ選手らの活躍で9点のリードを奪った。第2クォーターでも攻守がかみ合い、前半を46-33で折り返す。後半に入ると福井の反撃で第3クォーター終了時には4点差まで詰め寄られたが、第4クォーターの終盤に突き放し、確実な勝利を収めた。
福島は昨季、東地区最下位に沈んだが、今季は見事な巻き返しを見せている。リーグ戦を13試合残してPO進出を決めたことで、来季からの新リーグ移行に伴い、たとえ勝ち上がっても昇格はないものの、クラブ初のリーグ制覇への挑戦権を獲得した。
チーム改革が強さの源泉
今季の躍進の背景には、大胆なチーム改革がある。選手13人中12人を入れ替え、ゼネラルマネジャー(GM)に福島市出身でトヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京)などで活躍した渡辺拓馬氏を、ヘッドコーチ(HC)には台湾リーグなどで優勝経験のあるマルシャン氏を迎えた。
マルシャンHCの指導の下、「登録ポジションにとらわれないプレー」や「走り負けない体力」を身に着け、「ハードワーク」を合言葉にクラブ初の18連勝を記録。リーグ前半戦を首位で終えるなど、圧倒的な強さを発揮してきた。
後半戦の課題と今後の展望
リーグ後半戦では、他チームの対策が進んだこともあり、敗戦が目立つようになった。しかし、主将の笠井康平選手が「『何をやってもだめだ』という試合はない」と語るように、敗戦した13試合のうち、点差を10以下に抑えた試合が8試合と、大崩れしない粘り強さが今季の強みとなっている。
次なる目標は、B2として最後となる王者の栄誉だ。生まれ変わったチームは、頂点に向けて走り続ける姿勢を貫いている。次戦は21日、ホームのあいづ総合体育館(会津若松市)で東地区首位の信州と対戦する予定で、午後3時5分開始が予定されている。



