レバンガ北海道、チャンピオンシップ進出へ正念場 長崎戦での劇的逆転勝ちが望みつなぐ
バスケットボール・Bリーグ1部(B1)のレバンガ北海道が、年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)進出に向けて正念場を迎えている。シーズン終盤での連敗もあり、現在はCS圏外の東地区5位に位置する。今季の残り8試合の多くは上位チームとの対戦となり、創設後初のCS進出を目指し、負けられない戦いが続いている。
劇的逆転で連敗を止める
11日に行われた強豪・長崎ヴェルカ戦では、最大17点のリードから相手の猛攻で逆転される苦しい展開となった。試合終了まで残り5秒、1点差の状況で、相手の厳しいマークを受けたエースの富永啓生選手が難しい体勢で3点シュートを放つ。ボールは見事にリングに沈み、会場の北海きたえーる(札幌市豊平区)は地響きのような歓声に包まれた。
この劇的逆転勝ちでチームの連敗を3で止め、富永選手は「今季は終盤に逆転して勝つ展開が多かった。今回も自分たちを信じて最後までやりきった結果」と胸を張った。12日の試合は惜しくも1点差で敗れたものの、CSへの望みをつなぐ貴重な1勝となった。
今季のチーム変革と苦戦
オーナーの交代で経営面が強化された今季は、トーステン・ロイブル監督が就任し、大型補強をして開幕を迎えた。日本代表で3点シュートの名手である富永選手らリーグ屈指の得点力を武器に、シーズン序盤は12連勝をマーク。その後も上位争いに加わり、2月の第21節時点では首位に立っていた。
しかし、終盤はアウェーでの連敗などもあり、現在は32勝20敗の5位に後退している。8チームで争うCSには東西両地区の首位と2位のほか、両地区3位以下の中で勝率が高い4チームが出場できる。レバンガは東地区2位の群馬クレインサンダーズと差があり、ともに35勝17敗の3位千葉ジェッツ(千葉J)と4位アルバルク東京とのワイルドカード(WC)を争うことになる。
残り試合は直接対決が鍵
残り5節の計8試合のうち、6試合は群馬や千葉J、東京と対戦する。直接対決で勝てば順位が上がる可能性があるほか、いずれもホームのきたえーるでプレーできることも有利に働く。逆転でCS進出をつかもうと、選手らは一丸となっている。
競り勝った11日の試合後、ロイブル監督は「今日のような試合を続けていくことがカギだ」と語った。富永選手も「CSに行ける希望がある中で最終盤を迎えられるのは楽しい。1試合1試合を大事にしたい」と意気込んだ。今季生まれ変わったチームは、真価が問われる重要な局面を迎えている。



