5月15日、バレーボールSVリーグ男子のチャンピオンシップ決勝が幕を開ける。試合の行方に注目が集まる一方で、バレーボール用語やポジション名の変遷に思いを巡らせるのも一興だ。
「レセプション」という新語
4月の試合後、ある監督が「レセプションも非常によくなっています」とコメントした。「レセプション」とはサーブレシーブのことで、スパイクレシーブは「ディグ」と呼ばれる。42歳の記者である私は、京都の中学校や高校でバレーボール部に所属していた頃、これらの言葉を耳にしたことはなかった。
用語変化の始まり
いつ、なぜバレーボール用語が変わったのか。元女子NECレッドロケッツのコーチ兼アナリストで、現在は男子大阪ブルテオンのアカデミーダイレクターを務める梅川大介氏によると、用語の変化は約20年前に訪れたという。日本にイタリアのデータバレーボールが導入され、戦術が細分化されたことが背景にある。
ポジション名の変遷
かつて「スーパーエース」と呼ばれる選手が活躍した時代があったが、近年はその呼称を耳にすることが減った。これはポジションの役割が多様化し、特定の選手に依存しないチーム戦術が主流になったためだ。現在では「オポジット」「ミドルブロッカー」「リベロ」など、国際標準のポジション名が浸透している。
データバレーの影響
データ分析の進化により、各選手の役割が細かく定義されるようになった。例えば、サーブレシーブを専門とする「レセプションスペシャリスト」や、ディフェンスに特化した「ディグスペシャリスト」といった役割が生まれ、従来の「エース」という曖昧な呼称は使われなくなった。
今後の展望
SVリーグの成長に伴い、用語やポジション名はさらに国際化が進むと予想される。ファンとしては、新たな言葉に戸惑うこともあるかもしれないが、それもバレーボールの進化を楽しむ一つの要素と言えるだろう。



