身長制限バレー大会が全国に広がる 170センチ未満女子の挑戦で個人技が光る
身長制限バレー大会 170センチ未満女子が個人技を競う (11.04.2026)

身長制限バレーボール大会が全国的な広がりを見せる

鳥取県日南町で始まった「170センチ未満女子バレーボール大会」が、第3回を成功裏に終え、その魅力が全国へと拡大しています。この大会は、リベロを除く出場選手の身長を170センチ未満に制限し、ネットの高さを一般女子の2.24メートルから中学生と同じ2.15メートルに設定することで、高身長選手に依存しないプレーを促進しています。

発案者の思いと大会の軌跡

大会を主催する「にちなんスポーツクラブ」の職員、藤井健さん(35歳)がこの企画を発案しました。自身も身長168センチでリベロを務めた元選手である藤井さんは、「身長のハンディキャップでバレーボールを諦めてしまう人々に、生涯スポーツとして続けられる機会を提供したい」という思いから、この大会を立ち上げました。

第1回大会は昨年11月に日南町で開催され、8チームが参加。今年2月には広島県東広島市で第2回が行われ、インスタグラムでの発信がきっかけとなり、広島県の大学関係者らの注目を集めました。

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第3回大会の盛況と参加者の声

第3回大会は3月20日に日南町体育館で開催され、鳥取県と島根県から8チームが参加。1セット制の予選リーグと決勝トーナメントで熱戦が繰り広げられ、松江市のチーム「Libera」が優勝を飾りました。

優勝チームのセッター、伊達萌々子さん(25歳)は、「通常の大会ではネットが高く、どうしても高身長の選手にボールが集中しがちで、試合が大味になりやすい。この大会では飛び抜けた身長の選手がいないため、個人のテクニックがより引き立ち、やりがいを感じられる」と喜びを語りました。

全国展開への動きと今後の展望

第3回大会には福岡県と鹿児島県のバレーボールチーム関係者が視察に訪れ、関心を示しています。また、インスタグラムを通じて連絡があった大阪と京都のバレー大会主催団体とは、近畿地方での大会開催に向けた協議を進めています。

今後のスケジュールとして、6月には松江市東出雲町で島根大会、10月には日南町で2日間にわたる中国大会の開催が予定されています。藤井さんは、「大会を継続し、その魅力を発信し続けることで、全国的にこの取り組みへの機運が高まれば」と期待を込めています。

この身長制限バレーボール大会は、従来のスポーツの枠組みを超え、多様な選手が活躍できる場を創出することで、地域スポーツの新たな可能性を提示しています。

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