中日ドラゴンズ2軍拠点誘致へ一宮市が参戦表明 市長「ハードル高いが夢のある話」
プロ野球・中日ドラゴンズが移転先を公募する新たな2軍拠点について、愛知県一宮市の中野正康市長が誘致を目指す方針を明らかにした。3月4日の市議会定例会で、島津秀典議員(令和会)の代表質問に答える形で表明された。
「一宮市はうってつけ」と市議会で議論
島津議員は一宮市の立地の利便性や、市内に多くの少年野球チームが存在する点を強調し、「一宮市は(移転先に)うってつけ」と述べて市長に誘致の意向を問うた。これに対し中野市長は、「すでに多くの自治体が名乗りを上げており、ハードルは高いが夢のある話だ」と答弁。さらに、「誘致合戦に参戦する方向で進めている」と具体的な方針を明言した。
地域経済活性化に期待も課題は敷地確保
中野市長は、誘致が実現すれば地域経済の活性化や交流人口の増加が期待できると指摘。一方で、移転先の条件とされる6万平方メートル以上の広大な敷地については、市有地では用意できないため、「民間の協力が欠かせない」と課題を挙げた。この発言は、誘致に向けた具体的なハードルの高さを浮き彫りにしている。
激化する誘致競争と他自治体の動向
中日ドラゴンズの2軍拠点を巡っては、昨年11月に候補地を公募する方針が明らかにされて以降、激しい誘致競争が展開されている。すでに愛知県内では、津島市、瀬戸市、小牧市、犬山市など多くの自治体が誘致の意向を表明しており、一宮市の参戦により競争はさらに激化する見通しだ。各自治体は、地域振興や観光促進を目的に、プロ野球チームの誘致を重要な政策課題として位置付けている。
中野市長は、「夢のある話」と表現しながらも、現実的な課題に直面していることを認め、今後の進展に注目が集まっている。一宮市の誘致活動は、民間企業との連携や地域住民の支持をどのように得ていくかが鍵となりそうだ。
