東京都、子育て支援で新制度 第2子以降の保育料無償化へ
東京都は、子育て世帯の経済的負担を軽減するため、第2子以降の保育料を無償化する新制度を発表した。この制度は2027年度からの実施を目指しており、都内の認可保育所や認定こども園などが対象となる。現在、東京都では第1子の保育料は所得に応じて段階的に設定されているが、第2子以降は無料となる見込みだ。これにより、多子世帯の負担が大幅に軽減され、少子化対策の一環として期待されている。
制度の詳細
新制度は、都内に在住する全ての世帯を対象とし、第2子以降の子どもが保育施設を利用する場合、保育料が全額免除される。対象施設は認可保育所、認定こども園、地域型保育事業などで、認可外保育施設については別途検討される。また、既に第2子以降の子どもを保育施設に預けている世帯に対しては、2027年度以降の保育料が免除される。都はこの制度により、年間約300億円の財政負担を見込んでいる。
背景と目的
東京都の少子化は深刻で、合計特殊出生率は全国平均を下回る水準が続いている。都は子育て支援策の強化を急務としており、今回の保育料無償化はその一環である。また、子育て世帯の経済的負担を軽減することで、女性の就労促進や出生率向上を図る狙いがある。都は今後、他の子育て支援策との連携も検討するとしている。
今後のスケジュール
都は2026年度中に詳細な制度設計を進め、2027年度からの実施を目指す。また、制度の周知徹底や申請手続きの簡素化にも取り組む方針だ。都民からは歓迎の声が上がる一方、財政負担への懸念も指摘されている。都は財源確保について、都税収入の増加や他の事業の見直しなどで対応すると説明している。



