新幹線とトラックで手荷物当日配送、JR西と佐川急便が訪日客向け実証実験
新幹線とトラックで手荷物当日配送、JR西と佐川が実証実験

JR西日本と佐川急便は5月27日、連携協定を締結し、訪日外国人旅行者向けの手荷物当日配送サービスの実証実験を6月から開始すると発表した。このサービスは、京都、大阪、新大阪の各駅と広島、博多の各駅間で、新幹線とトラックを組み合わせて大きな手荷物を次の目的地へ運び、観光の円滑化や列車内の混雑緩和を図るものだ。

サービス概要

利用者はインターネットで事前予約し、駅の窓口で購入したチケットを提示して荷物を預ける。荷物は東海道・山陽新幹線に積み込んで運ばれ、駅から宿泊先への最終輸送は佐川急便のトラックが担当する。例えば、京都、大阪、新大阪の各駅から広島市内や福岡市内の宿泊先へ、また広島駅や博多駅から大阪市内や京都市内の宿泊先へ発送可能だ。日中の締め切り時間までに預ければ、当日の午後9時までに受け取ることができる。宿泊先への直送のほか、新大阪、広島、博多の各駅での受け取りも選択できる。

実証実験の背景

このサービス導入の背景には、増加する訪日外国人観光客の手荷物問題がある。大きなスーツケースを持った観光客が列車内や駅構内で混雑を引き起こすケースが多く、特に新幹線では座席周辺の荷物置き場が不足するなどの課題が指摘されていた。JR西日本と佐川急便は、手荷物を別送することで、観光客の移動負担を軽減し、快適な旅行体験を提供するとともに、列車内の混雑緩和や駅のスムーズな運営に寄与することを期待している。

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今後の展開

実証実験の結果を踏まえ、両社はサービスの本格導入や対象エリアの拡大を検討する方針だ。また、他の地域や交通機関との連携も視野に入れている。この取り組みは、インバウンド需要のさらなる増加が見込まれる中で、観光インフラの整備と利便性向上の一環として注目される。

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