岐阜市の中央卸売市場で11日早朝、主に長良川で水揚げされた天然アユの初競りが行われ、1キロあたり35万円という史上最高額で競り落とされた。これまでの最高額は1995年の6万円で、今回はその約6倍に相当する。
市場関係者も驚きの高値
市場担当者によると、例年よりもご祝儀相場が高くなったという。午前6時のサイレンを合図に競りが始まり、仲買人たちが箱詰めされたアユを入念に確認。一番上質なアユが登場すると、激しい競り合いとなった。
競り落とした卸問屋「岐阜今清」の前田和宏さん(61)は「金額には驚いて緊張したが、アユは大きさや色目が良かった」と話した。
最高値のアユは地元料理店へ
最高値で競り落とされたアユは、本巣市のウナギ料理店「和亭」などを営む吉田知克さん(46)の元へ届けられた。吉田さんは「地元の人においしいアユを食べてほしいという思いだった」と語った。
この日の初競りには多くの仲買人が集まり、活気あふれる取引が繰り広げられた。天然アユの初競りは、初夏の訪れを告げる風物詩として定着している。



