横浜大空襲から81年、平和考える戦争展 29~31日かながわ県民センターで
横浜大空襲81年、平和考える戦争展 29~31日

1945年5月29日、横浜の街は大規模な空襲に見舞われ、数千人の命が失われた。あれから81年。凄惨な記憶を語り継ぎ、平和の尊さを考える「第31回 平和のための戦争展inよこはま」(実行委員会主催)が29~31日、横浜市神奈川区のかながわ県民センターで開かれる。30日には特別企画として、国際非政府組織(NGO)ピースボート共同代表の畠山澄子さんが講演するほか、中学生による朗読劇も披露される。

特別企画「戦争しない世界を」

特別企画のテーマは「戦争しない世界を」。現在、世界では中東での戦火が拡大し、核軍縮の枠組みが崩壊の危機にひんするなど、「終末時計」は人類史上最短の85秒を刻む。実行委事務局は「この危機的な状況下で、私たちが進むべき道を探りたい」としている。

畠山さんは、TBSの報道番組「サンデーモーニング」のコメンテーターとしても知られる。「世界と舫う~戦争ではなく平和を選ぶために」と題して、国際的な視点から平和構築への具体的なアクションを提言する。

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被爆者からのメッセージ

冒頭の実行委員長あいさつでは、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)事務局次長で、横浜市原爆被災者の会会長を務める和田征子さんが登壇する。81年前、1歳のときに長崎で被爆した和田さんは、今年が被団協結成70年の節目であることを踏まえ、「人類の危機を救おう」と来場者にアピールする。

若い世代の発表

若い世代による発表も注目される。市立日吉台中学校演劇部は朗読劇「ヌチドゥ~沖縄は日本のバックヤード~」を披露し、沖縄の悲劇を現代の視点で問い直す。市立横浜商業高校の卒業生らでつくる市民団体「NGOグローカリー」は空襲の記憶を継承する際に見落とせない視点について報告する。

展示内容

期間中は横浜大空襲など約500点の資料を展示。日吉台地下壕、野島掩体壕、アジアでの戦争、高校生による広島・原爆の絵、横浜・沖縄の米軍基地など、さまざまなテーマのコーナーで戦争の「過去」と「いま」を多角的に紹介する。

事務局の吉沢てい子さんは「憲法公布80年を迎える今年、過去の惨禍を単なる歴史として片付けるのではなく、現在進行形の危機として受け止める必要がある。対話と学びを通じて、戦争をしない未来を自らの手で選択する意志を共有する場としたい」と来場を呼びかけている。

特別企画は午後1時半~4時15分、資料代800円(高校生以下無料)。展示コーナーの鑑賞は無料。

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