茨城の夏、45年で3.4度以上上昇 地域差顕著、鉾田は5.5度上昇
茨城の夏、45年で3.4度以上上昇 鉾田は5.5度

茨城県の夏の気温、45年間で3.4度以上上昇 地域差顕著

関東地方は18日、高気圧の影響で気温が上昇し、茨城県内でも大子町、常陸大宮市、古河市など7地点で最高気温が30度以上の真夏日となった。夏が近づく中、「ひと昔前とは違う異常な暑さ」とため息が漏れる。県内の夏の気温はどれほど上昇しているのか。1980年から2025年までの6月1日~8月31日の最高気温を調査したところ、県内全域で上昇傾向にあるが、地域によって上昇幅に差があることが分かった。

全13地点で3.4度以上上昇 温暖化の影響確認

県内のアメダス観測地点13カ所(下館を除く)のデータを月別に平均して比較した結果、全地点で3.4度以上の上昇が確認された。温暖化が県内全域に及んでいることが裏付けられた。

古河で40.6度を記録 上昇幅トップは鉾田

近年、暑さが際立つのは古河市で、昨年8月5日には県内観測史上最高の40.6度を記録した。しかし、最高気温の上昇幅では鉾田市がトップだ。古河が46年間で4.1度上昇したのに対し、鉾田は5.5度も上昇した。その理由として、鉾田は台地に位置する砂地で水はけが良く、乾いた地面の影響で熱が逃げにくい環境にあるためとみられる。

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北茨城は避暑地も上昇幅3番目

昨夏、猛暑日がゼロだった北茨城市は「関東の避暑地」として注目されるが、長期では4.6度上昇し、鉾田、笠間に次ぐ3番目の上昇幅だった。海と山に挟まれた地形で海風が吹き込みやすいが、温暖化の影響がじわじわと現れている。ただし、昨年7~8月の平均最高気温は29.7度で県内最低であり、避暑地としての地位は保たれそうだ。

つくば市は都市化の影響限定的

つくば市舘野の最高気温の上昇は3.6度で13カ所中下から3番目。人口が20年前より3割以上増え、都市化が進んでいるが、観測地点は緑地が残る地域にあるため、ヒートアイランド現象の影響は顕著ではない。学園都市周辺で感じる「ひと昔前の暑さ」とは異なる可能性がある。

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