「30年に1度の少雨」深刻化 ダム干上がり野菜生育遅れ 生活への影響拡大
30年に1度の少雨深刻化 ダム干上がり野菜生育遅れ

「30年に1度の少雨」が長期化 ダム貯水率過去最低に

日本列島の太平洋側を中心に、雨が少ない状況が長期にわたって続いています。気象庁によると、関東甲信や東海、近畿の太平洋側など広い範囲で「30年に1度の少雨」の状況が確認されており、深刻な水不足が懸念されています。

ダムの貯水率が急激に低下 生活への影響が顕在化

各地のダムでは貯水率が著しく低下しており、大阪府で最大規模を誇る滝畑ダム(河内長野市)では、19日時点で貯水率が20.74%まで落ち込みました。このダムでは水道用水への供給量を、通常より約85%も減らす厳しい取水制限を実施しており、1981年の完成以来、最も高い制限率となっています。

上空から撮影された映像では、乾いた湖底に水没前の集落の跡がはっきりと確認できます。民家の基礎や道路などが露出しており、滝畑ダム分室の担当者は「遺構の一部が見えることはあったが、全体があらわになるのは珍しい」と驚きを隠せません。

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野菜の生育に遅れ 夜間断水も始まる

水不足の影響は農業にも及び、野菜の生育が遅れ気味になる現象が報告されています。農家からは収穫時期の遅れや収量減少への不安の声が上がっており、市場への影響が懸念されます。

さらに、水不足が深刻な地域では夜間の断水が始まっており、住民生活に直接的な影響が出始めています。自治体によっては給水制限を強化する動きも見られ、日常生活に不便を強いられる状況が生じています。

神奈川県の宮ケ瀬ダムも過去最低の貯水率

神奈川県の宮ケ瀬ダムでは、19日現在で貯水率が36%と過去最低を記録しています。関東地方を中心に複数のダムで同様の傾向が見られ、広域的な水資源の不足が顕著になっています。

気象庁の分析によると、東日本の太平洋側を中心に降水量が平年を大幅に下回る状態が続いており、早期の降雨が望まれています。しかし、気象予報によると当面の間、まとまった雨の降る見込みは薄く、水不足がさらに深刻化する可能性が指摘されています。

専門家は「30年に1度と言われる少雨状況がここまで長期化するのは異例」と指摘し、節水対策の徹底と水資源の有効活用が急務だと訴えています。今後の気象状況の推移が注目されます。

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