千葉県市原市でヤクルト容器を水平リサイクル、再び容器に生まれ変わる取り組み開始
千葉県市原市でヤクルト容器を水平リサイクル、再び容器に

千葉県市原市で、乳酸菌飲料「ヤクルト」の空容器を回収し、再び容器として生まれ変わらせる画期的な取り組みが開始された。海洋プラスチックごみによる環境破壊が国際的な問題となる中、使用済み製品を新品同様に再生する「水平リサイクル」と呼ばれる手法を採用。市内の化学メーカーのプラントが協力し、「おなかにも環境にもよい」仕組みを目指す。

国内初の試み

ヤクルト容器はプラスチックの一種であるポリスチレン製。ヤクルト本社(東京)によると、これまで容器を溶かして定規などにリサイクルする取り組みはあったが、再び容器として製造するのは国内で初めてとなる。

回収ボックス設置とプロセス

同市のショッピングセンター「ユニモちはら台」に4月下旬から回収ボックスを設置し、11種類のヤクルト容器を収集している。回収された容器は粉砕され、市内にプラントを持つ化学メーカー「東洋スチレン」(本社・東京)が分解し、原料の「モノマー」に戻した後、再びポリスチレンに変換。それをヤクルト本社が買い取り、新しい容器の生産に使用する。

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試験回収の成果と今後の目標

市内で2024~25年に試験的に回収を実施したところ、23日間で2650本が集まった。今回、回収ボックスを常設したことで、今後はさらに多くの容器を再生することを目指す。

市原市役所で行われた取り組み発表会で、ヤクルト本社サステナビリティ推進部の高野泰樹担当部長は「持続可能なポリスチレンの利用を推進したい」と意気込みを語った。

また、東洋スチレンの山口健二サステナビリティ本部長は「プラスチックを循環させる取り組みは、資源が少ない日本で非常に重要になる」と述べ、環境への貢献を強調した。

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