総務省が29日に公表した2025年国勢調査の速報値によると、群馬県内の人口は10月1日時点で186万7582人となり、2020年の前回調査から3.7%(7万1528人)減少したことが明らかになった。県人口は2000年調査の202万4852人をピークに減少傾向が続いており、今回はピーク時から15万7270人少ない水準となった。2005年調査から5回連続の減少で、人口減少の流れが一段と鮮明になっている。
市町村別の動向
県内35市町村のうち、吉岡町を除く34市町村で人口が減少した。減少数が最も多かったのは桐生市で9222人減。次いで高崎市が9172人減、前橋市が7595人減と続いた。減少率では神流町が21.1%減と最も大きく、南牧村が21.0%減、下仁田町が17.0%減だった。中山間地域で人口減少の厳しさが目立つ結果となった。
唯一増加した吉岡町
吉岡町の人口は2万2900人で、前回から1108人(5.1%)増加した。県統計課の担当者は「分析として申し上げられるものではない」としつつも、「高速道路のインターチェンジや商業施設があり、企業進出やスーパーの開業などで住みよい環境が整ってきたことが考えられる」と話した。
人口集中と世帯数の変化
市町村別の人口では高崎市が36万3801人で最多となり、県人口の19.5%を占めた。前橋市、太田市、伊勢崎市を含む上位4市で県人口の59.8%を占めている。世帯数は1.3%増の81万6104世帯となった一方、1世帯あたりの人員は2.29人と前回から0.12人減少。人口減少が進む中で世帯数は増加しており、単身世帯や小規模世帯の増加傾向がうかがえる。
確定値は今年9月に総務省から公表される予定。



