気象庁は15日、群馬県草津町の白根山(湯釜付近)の噴火警戒レベルを、2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げた。昨年8月から続いていたレベル2が約9か月ぶりに緩和されたことになる。
レベル引き下げの背景
気象庁によると、白根山の地震活動は今年3月以降低調な状態が続いている。また、地下の温度上昇を示唆する全磁力の変化も、4月上旬からおおむね停滞している。これらの観測データに基づき、湯釜火口からおおむね1キロの範囲に影響を及ぼすような噴火の可能性は低くなったと判断された。
引き続き注意すべき点
ただし、火口から500メートルの範囲では、ごく小規模な火山灰などの噴出が発生する可能性がある。さらに、周辺のくぼ地や谷などでは、高濃度の火山ガスが滞留することがあるため、気象庁は注意を呼びかけている。登山者や観光客は、最新の情報を確認し、火山ガス警報や規制区域に留意する必要がある。
気象庁は今後も地震活動や地殻変動の監視を継続し、状況に応じて適切な情報を発信する方針だ。



