政府の地震調査委員会は14日、定例会合を開催し、4月20日に青森県で最大震度5強を観測した地震に関連する地殻変動の詳細を明らかにした。地震の翌日から約10日間にかけて、岩手県の観測点が東方向に約2センチ変動するなど、同県を中心に地面がゆっくりと動き続ける「余効変動」と考えられる水平変動が観測された。
広範囲で地殻変動を確認
また、岩手県の一部の観測点では東方向に約9センチの変動と約1センチの沈降が確認され、東北地方の広い範囲で地殻変動が認められた。地震後には三陸沖で微動活動が活発化していることも報告され、これらの地殻変動が2011年の東日本大震災の余震の一つと類似しているデータも示された。
専門家の見解と注意喚起
会合後の記者会見で、小原一成委員長(防災科学技術研究所フェロー)は「この領域では同規模の地震がかなり頻繁に発生していることを十分に認識し、日頃から備えをしてほしい」と述べ、今後の地震活動への警戒を呼びかけた。



