2026年5月14日朝、盛岡市上田3丁目の岩手大学にクマ1頭が侵入し、大学は授業を休講とした。けが人は報告されていない。盛岡市は初めて緊急銃猟による捕獲を決定したが、クマがやぶの中に移動して視認できなくなったため、実施を見送った。
クマの目撃経緯
盛岡東署や市によると、午前5時半ごろ、盛岡市長田町の岩手中・高校付近で「クマがいる」との110番通報があった。成獣とみられる1頭が目撃され、約1時間後の午前6時40分ごろには、北に約600メートル離れた岩手大学の敷地内でも確認された。クマは二つの学生寮の近くを歩いていたという。
大学の対応
大学によると、寮には約150人の学生が暮らしており、大学は学生に外出を控えるよう呼びかけた。授業は2時限目以降すべて休講となり、学生は一時建物内に待機した後、安全を確認してクマが目撃された場所を通らずに帰宅した。
警察と市の対応
県警はドローンを使って上空からもクマの捜索を実施。クマを刺激する恐れがあるとして、報道機関にヘリコプター取材の自粛を要請した。市は麻酔銃による緊急銃猟で捕獲を試みたが、クマがやぶに移動して見えなくなったため、夕方に中止を決定。現場にはわなを仕掛け、市職員と警察官が警戒を続けている。
今後の見通し
岩手大学は15日の対面授業も休講とすることを決めた。2025年10月にもクマが敷地内に侵入し、2日間にわたり授業が休講となった事例があり、その際はクマは学外に出た可能性が高いと判断して授業を再開した。



