警察庁は、自転車に同乗できる子どもの対象を現在の「小学校就学前まで」から拡大する検討を始めた。子どもの年齢や体重、体格などに着目し、拡大によって走行の安全性に問題がないかどうか、今後関係団体と意見交換を行う予定だ。
現行規則の概要
自転車の2人乗りは原則禁止されているが、47都道府県の道路交通規則では、小学校就学前までの子ども(最大2人まで)は幼児用座席に乗車できると定められている。以前は同乗年齢が「6歳未満」とされていたが、大分県で小学校就学前までに規則が改正されたことをきっかけに、2020年から2021年にかけて全国で同様の緩和が広がった経緯がある。
検討の背景
今年4月に自転車の交通違反に対する新たな取り締まりが始まったこともあり、より多くの子どもを安全に同乗させるためのルール見直しが求められている。警察庁は、拡大後の安全性を確保するため、専門家や関係団体と連携しながら基準を検討する方針だ。
今回の検討では、単に年齢だけでなく、体重や体格なども考慮に入れることで、より現実的で安全な基準を目指す。また、自転車の種類や座席の形状なども議論の対象となる可能性がある。
今後のスケジュール
警察庁は、年内にも関係団体との意見交換を実施し、その結果を踏まえて具体的な基準案を作成する見通しだ。その後、パブリックコメントを経て、正式な規則改正が行われる運びとなる。
この動きは、子育て世帯から歓迎される一方で、安全面への懸念も指摘されている。警察庁は、拡大による事故リスクを最小限に抑えるため、徹底した検証を行うとしている。



