窃盗品の売却価格をChatGPTに質問 神奈川県警が男2人を逮捕
盗品の売却価格をChatGPTに質問 2人逮捕

盗品の売却価格をAIに質問 神奈川県警が窃盗容疑で2人逮捕

神奈川県警は2026年4月1日、建造物からチェーンソーなどを盗んだとして、男2人を建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕したと発表しました。注目すべきは、容疑者が盗んだ品物の写真を対話型AIのChatGPTに送信し、「これいくらで売れる?」と売却価格を質問していた点です。

逮捕されたのは群馬県前橋市の無職の男2人

逮捕されたのは、いずれも群馬県前橋市に住む無職の中野雄斗容疑者(21)と浦部大翔容疑者(21)です。2人は共謀して、2026年1月19日から21日にかけて、群馬県藤岡市の施設に侵入し、チェーンソーと草刈り機(時価合計約2万円相当)を盗んだとされています。県警の発表によれば、両容疑者はこの窃盗容疑を認めているとのことです。

スマホ解析でChatGPTへの質問が発覚

捜査が進展したきっかけは、中野容疑者が2026年2月に横浜市磯子区の住宅敷地に侵入した住居侵入の疑いで現行犯逮捕されたことでした。神奈川県警が中野容疑者のスマートフォンを解析した結果、盗品とみられるチェーンソーの写真を添付して、ChatGPTに「これいくらで売れる?」などと質問していた記録が発見されました。

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このAIとのやりとりや容疑者の供述から、窃盗事件への関与が浮上し、詳細な捜査が行われた末に今回の逮捕に至りました。県警捜査3課は、デジタル技術を活用した犯罪捜査の重要性を改めて示す事例として注目しています。

「空き巣を10件ほど」と供述 盗品は売却か廃棄

2人の容疑者は、かつて同じ職場で働いていた同僚関係にあり、中野容疑者は浦部容疑者とともに、群馬県内で空き巣を「10件くらいやった」と供述しています。さらに、「置物や金属を盗んで売って金にした。売れなかったものは捨てた」と説明しており、窃盗を繰り返していた実態が明らかになりつつあります。

今回盗まれたチェーンソーは現在も行方不明で、浦部容疑者は「捨てた」と供述しているものの、詳細な処分経路は依然として解明されていません。県警は、盗品の売却先や廃棄場所についても引き続き調査を進めています。

AI技術の犯罪利用に警鐘 捜査手法の進化も

この事件は、対話型AIが犯罪行為に利用される新たなケースとして社会に衝撃を与えています。ChatGPTのような汎用AIは、本来は情報収集や学習支援などの合法的な目的で開発されていますが、今回のように盗品の価格査定に悪用される可能性が示されました。

一方で、神奈川県警がスマートフォンの解析技術を駆使して、AIとのやりとりを証拠として突き止めた点は、デジタル時代の捜査手法の進化を象徴しています。今後も、テクノロジーを活用した犯罪と、それに対抗する捜査技術のイタチごっこが続くことが予想されます。

県警関係者は「AI技術の普及に伴い、その悪用を防ぐための法整備や捜査体制の強化が急務だ」と指摘。事件を機に、AIの倫理的利用と犯罪防止策についての議論が活発化することが期待されています。

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