国土交通省は28日、日本航空の客室乗務員(CA)が前日に飲酒し、広島発の便が約40分遅延した問題で、航空法に基づき日航に立ち入り監査を実施した。同省は詳細な経緯や事実関係を調べている。
問題の経緯
日本航空によると、50代の女性チーフ客室乗務員は23日朝の羽田行き便に搭乗予定だったが、前日にホテルのラウンジでビールとワインをグラス2杯ずつ飲酒。出勤前のアルコール検査を拒否したため、空港で検知され、乗務から外された。この交代により、同便の出発が約40分遅延した。また、30代の女性CAも一緒に飲酒し、出勤前に体調不良を訴えて休んだ。
過去の事例と対応
日本航空では近年、パイロットの飲酒による欠航や遅延が相次いで発生。国土交通省は2024年12月に同社に対して業務改善勧告を出し、2025年9月には厳重注意を行っていた。今回の監査は、こうした背景を受けたものとみられる。
国土交通省は、今回の監査を通じて再発防止策の徹底を求めるとともに、業界全体の安全意識向上を図る方針だ。



