歌舞伎町クリニックの医師が患者に性的暴行容疑で逮捕 黙秘を続ける
警視庁は2026年4月1日、新宿区歌舞伎町にある心療内科クリニックの経営医師が、診察した20代の女性患者に性的暴行を加えた疑いで逮捕したと発表しました。逮捕は3月30日付で、容疑者は黙秘を続けていると伝えられています。
診察室での犯行と巧妙な手口
新宿署の調べによると、伊沢純容疑者(55)は昨年8月8日午後3時過ぎ、自身が経営する「東京クリニック」(新宿区歌舞伎町1丁目)の診察室内で、都内に住む20代女性に性的な暴行を加えた疑いが持たれています。
女性はこの日が初診で、睡眠薬が無くなり、かかりつけの病院が休診だったため、インターネット検索で見つけた同クリニックを訪れました。伊沢容疑者は診察を行い、睡眠薬の処方箋を発行した後、近くの薬局まで女性に同行しました。
薬が処方されると、伊沢容疑者は「まだ診察が残っている」と告げてクリニックに女性を連れ戻し、玄関の鍵をかけた上で雑談を始め、性行為などを要求したとされています。
抵抗できない状況と被害届
女性は「鍵をかけられ、抵抗すると帰してもらえないかもしれないと思った」と話しており、署は女性が要求を拒否できない状態に置かれていたとみて詳細を調べています。
事件は同日夕方、女性が状況を伝えた交際相手とともに新宿署に被害届を提出したことで発覚しました。警視庁は伊沢容疑者を不同意性交の疑いで逮捕し、現在も取り調べを進めていますが、容疑者は黙秘を続けているとのことです。
医療現場における信頼の崩壊
この事件は、患者が最も安心できるはずの医療現場で起きた深刻な犯罪として注目を集めています。特に初診の患者が、医師の権威と閉鎖的な環境の中で抵抗できない状況に追い込まれた点が問題視されています。
警視庁は同クリニックでの過去の診察記録や他の患者からの証言も収集しており、類似の被害がなかったかどうかも含めて捜査を進めています。医療従事者による患者への性的暴行は、職業倫理に反するだけでなく、医療制度全体への信頼を損なう重大な事件と言えるでしょう。



