大阪・和泉市の母娘刺殺事件、元交際相手の男を鑑定留置
大阪府和泉市の集合住宅で2025年4月に発生した住人の母娘刺殺事件で、殺人容疑で逮捕された無職の男について、大阪地検堺支部が刑事責任能力の有無を調べる鑑定留置を開始したことが明らかになった。期間は5月28日から9月28日までの約4か月間とされている。
事件の概要と容疑者の逮捕経緯
事件は4月8日、和泉市内の集合住宅で発生。住人の村上裕加さん(当時41歳)と母親の和子さん(当時76歳)が刃物で刺され、死亡しているのが発見された。大阪府警は、村上裕加さんの元交際相手である杉平輝幸容疑者(51歳、堺市堺区、無職)を5月1日に裕加さんに対する殺人容疑で逮捕。さらに5月22日には和子さんに対する殺人容疑でも再逮捕した。杉平容疑者は容疑を認めているという。
鑑定留置の目的と今後の捜査
鑑定留置は、刑事責任能力の有無や程度を精神医学的に評価するために行われる。大阪地検堺支部は、杉平容疑者の行動や精神状態を詳細に分析し、起訴するかどうかを判断する。鑑定留置中は、専門医による診察や心理テストなどが実施される見通し。
事件現場となった集合住宅では、住民らに衝撃が広がった。近隣住民は「静かな住宅街で、このような事件が起きるとは信じられない」と話している。捜査関係者によると、杉平容疑者と村上裕加さんの間には交際関係を巡るトラブルがあった可能性が指摘されている。
大阪地検は、鑑定結果を踏まえて、公判請求や不起訴などの処分を決定する。事件の全容解明が進むことが期待される。



