白黒パッケージのポテトチップスが店頭に並び始めた。中東危機の影響で印刷用インクの調達が不安定になり、カルビーがカラー刷りから白黒印刷に切り替えたものだ。石油からつくる包装資材の価格も高騰しており、ほかの食品メーカーやスーパーでも包装の見直しが進んでいる。売り場を彩ってきたパッケージの簡素化は定着するか。
カルビー、14商品を白黒に
カルビーが白黒パッケージにしたのは、ポテトチップスやかっぱえびせんなど定番の14商品。カラー版の商品と順次、入れ替えてゆく。カゴメも5月下旬にトマトケチャップの「トマト柄」を減らす。
ファミリーマートも追随
ファミリーマートは夏以降、プライベートブランド(PB)「ファミマル」のパッケージに使う色の数を減らす予定だ。いまは青と緑のロゴマークが印刷されているが、サンドイッチなどから順次、白黒にする。おにぎりの包装フィルムや、フラッペのふたの色を減らし、弁当容器の種類も整理する方針だ。
ドン・キホーテも白黒PB展開
「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスも近く、パッケージを白黒にしたPBを展開する。ペットボトルの水(500ミリリットル入り)40円や、ボックスティッシュ(5箱)196円など26品目。白黒化でコスト削減を図るという。
中身の包装を改める動きも
見た目は変えないが、中身の包装を改める商品もある。森永製菓はロングセラーの商品で包装資材を削減する検討を進めている。また、スーパー各社でも天ぷらのばら売りなど、包装を簡素化する取り組みが広がっている。
包装の簡素化は、コスト削減だけでなく、環境負荷低減にもつながる。しかし、消費者にとっては商品の識別が難しくなるなどの課題もある。今後の動向が注目される。



