北海道釧路市にある障害者支援施設「鶴が丘学園」で、入所者に対して暴行を加えたとして、生活支援員の男2人が逮捕された事件で、北海道警は28日、同施設の家宅捜索を実施した。警察は暴行の実態について詳細な解明を進める方針だ。
逮捕された容疑者と供述内容
逮捕されたのは、いずれも釧路市に住む阿部弘樹容疑者(31)と高橋海吏容疑者(29)の2人。高橋容疑者は、暴行を加えたとされる4人の入所者のうち3人に対する行為について、「暴行が常習化しており、どのことを言っているのか思い出せない」と供述しているという。この供述から、日常的に暴行が繰り返されていた可能性が浮上している。
具体的な容疑内容
阿部容疑者は、2024年3月と今年3月に、入所者の男性2人を押し倒すなどの暴行を加えた疑いが持たれている。一方、高橋容疑者は今年3月、入所者の男性4人の顔や頭をコップで殴るなどの暴行を加えた疑いで逮捕された。警察は、両容疑者の行為がどの程度の頻度で行われていたのか、また他の職員が関与していないかなど、幅広く調査を進めている。
家宅捜索の目的
北海道警による家宅捜索は、暴行事件の全容を明らかにするために行われた。捜索では、施設内の記録や職員の勤務状況、入所者の負傷状況などに関する証拠品が押収されたとみられる。警察は、施設側の管理体制や暴行が行われた背景についても慎重に検証する方針だ。
この事件は、障害者支援施設における虐待問題として社会的な関心を集めている。関係機関は再発防止策の徹底を求められることになる。



