児童相談所への相談件数が年々増加している。こども家庭庁は「虐待かもと思ったら189番へ」と呼びかけている。18歳の長女に暴行を加えたとして、現行犯逮捕され釈放されたプロ野球・読売巨人軍の阿部慎之助・前監督(47)。発覚のきっかけは、長女の児童相談所(児相)への通報だったという。専門家は「支援につなげるのが目的。通報をためらわないでほしい」などと呼びかけている。
暴行容疑の巨人・阿部監督が辞任 娘はチャットGPTで児相に相談
捜査関係者によると、5月25日夜、通報を受けた児童相談所は110番通報。警察官が阿部前監督の自宅に駆けつけた。長女が当時の状況を生成AI(人工知能)「Chat(チャット)GPT」に説明して対応を質問。その回答を元に児童相談所側に連絡したという。阿部前監督は長女らと体格差があり、酒に酔っているとみられる状態だった。次女(15)の見ている前で長女に暴行を加えた疑いがあり、心理的虐待にあたる可能性があったという。
専門家の見解
児童相談所で勤務経験がある、認定NPO法人「児童虐待防止協会」の才村純理事長は、「家庭内でのやりとりなど詳細が分からないので、今回のことについては軽々には申し上げられない」とした上で、「被害に遭っている子どもにとって、児相への相談をためらってしまうのは非常に懸念するところ」と話す。
虐待相談は増加傾向
児童虐待防止法では、「身体的虐待」や「性的虐待」、食事を与えないなどの「ネグレクト」のほか、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるうなどの「心理的虐待」を虐待と位置づけている。これまで痛ましい虐待事件などが相次ぎ、周囲の意識が高まったことなどもあり、子どもへの虐待に関する相談は年々増加傾向にある。
こども家庭庁によると、20…この記事は有料記事です。残り1206文字有料会員になると続きをお読みいただけます。今すぐ登録(1カ月間無料)※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。ログインするアプリで開く。お気に入りのニュースサイトをGoogleで優先的に表示できます。今すぐ「朝日新聞」をかんたん登録。



