兵庫県たつの市の住宅で田中澄恵さん(74)と次女千尋さん(52)が殺害された事件で、殺人容疑で指名手配中の住所、職業不詳の大山賢二容疑者(42)が、事件発覚3日前の職務質問時にスマートフォンや運転免許証を所持していなかったことが27日、捜査関係者への取材で明らかになった。所持金はわずか約500円で、県警は現場近辺に潜伏している可能性も視野に入れて捜索を続けている。
職務質問の詳細
捜査関係者によると、16日夜、警察官が兵庫県高砂市内の路上で寝ていた大山容疑者を職務質問した。持ち物を調べたところ、現金は約500円しかなく、スマートフォンや運転免許証は見つからなかった。容疑者は「人を殺した」などと話したが、具体性に欠けたため、警察は聴取を打ち切ったという。
潜伏の可能性
県警は、大山容疑者が所持品をほとんど持たず、現金も少ないことから、事件現場周辺や高砂市内など近場に潜伏している可能性が高いとみて、重点的に捜索している。また、容疑者の足取りや関係先の聞き込みも進めており、情報提供を呼びかけている。
この事件は、5月中旬にたつの市の住宅で田中さん親子が遺体で見つかり、県警が殺人事件として捜査。大山容疑者は事件後に行方をくらまし、全国に指名手配されていた。



