陸自部隊ロゴ、ドクロや小銃のデザインに批判殺到で使用中止
陸自部隊ロゴ、ドクロや小銃のデザインに批判殺到で使用中止

陸上自衛隊の一部隊が新たに作成したロゴマークを公式X(旧ツイッター)で公開したところ、「好戦的」といった批判がネット上で相次ぎ、公開からわずか3日で使用が中止される事態となった。陸自トップの荒井正芳・陸上幕僚長は19日の記者会見で、「国民の皆様に部隊を適切に理解いただき、親しみを持っていただく観点から、しっかりと気をつけていきたい」と述べた。

問題のロゴマークとその内容

問題となったロゴマークは4月29日、陸自の第1師団第1普通科連隊(東京都練馬区)の公式Xで公開された。連隊傘下の第4中隊のもので、迷彩服を着たゾウが小銃を手に持ち、左胸には人間の頭蓋骨が描かれ、左目には青い炎が浮かぶデザインとなっている。このロゴに対し、SNS上では「人殺しのための軍隊みたいなロゴ」「好戦的なロゴになる雰囲気が蔓延しているのか」といった批判が相次いだ。また、タイの国境警備警察に関連するとされるロゴマークと酷似しているとの指摘もあり、「著作権侵害ではないか」との声も上がった。

生成AIで作成された経緯

陸自によると、今回のロゴは2002年から使用していた旧ロゴを刷新する目的で、隊員が生成AI「チャットGPT」を活用して作成したものだという。旧ロゴにもあった「ゾウ」に加え、「擬人化」「青い炎」「かっこいい」「自衛隊」といったキーワードをAIに入力して指示を出した。完成したロゴは中隊長の許可を得た上で、公式Xへの投稿は第1普通科連隊長が承認したとされる。

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使用中止と今後の対応

批判を受け、陸自はロゴの使用を即座に中止した。荒井陸幕長は会見で、ロゴのデザインが国民に与える印象について「好戦的に映る可能性を認識すべきだった」と反省の意を示し、今後は部隊のロゴ作成においても国民の理解を得られるよう指導を徹底する方針を明らかにした。また、著作権の指摘については「調査中」と述べるにとどめた。

今回の騒動を受け、自衛隊内部では部隊のアイデンティティ表現と国民の受け止め方のバランスが改めて問われることとなった。専門家からは「自衛隊の役割が多様化する中で、親しみやすさと威厳の両立が難しい」との声も聞かれる。

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