北海道は18日、岩見沢児童相談所(児相)に勤務する20代の男性職員が10代前半の少女に対する不同意わいせつ容疑で12日に逮捕された問題について、この職員が児相に採用される前に、児童へのわいせつ行為に関する情報が道民から寄せられていたと明らかにした。しかし、その情報は関係部局で共有されておらず、男性は4月1日付で採用されていたことが判明した。
情報共有の欠如が問題に
北海道保健福祉部は「不祥事につながり得る事案については情報共有を徹底し、再発防止に努める」とのコメントを発表した。ただし、寄せられた情報と逮捕された事案が一致するかどうかについては明らかにしていない。
逮捕された容疑者
逮捕されたのは、札幌市豊平区に住む吹谷望実容疑者(20代)。容疑は今年2月、当時勤務していた札幌市東区の民間施設で、少女にわいせつな行為をしたというもの。
逮捕後の調査で、北海道は3月中旬、つまり採用前に、道民から保健福祉部に電話で情報が寄せられていたことを確認した。道民は「関連業務に関わらないようにできないか」と求めたという。電話を受けた職員は課長補佐に報告したが、課長補佐は部内や人事課などに情報を共有せず、事実関係の確認も行われなかった。
今後の対応
北海道保健福祉部は、今回の事態を重く受け止め、同様のケースが発生しないよう、情報共有の仕組みを見直すとしている。また、採用プロセスにおける情報確認の徹底も検討する方針だ。



