水俣病患者の支援者らが18日、環境省を訪れ、患者の福祉支援を巡る石原宏高環境相の発言について、改めて謝罪を求める文書を提出した。同省は石原氏に要望を伝え、福祉支援について何ができるか検討すると回答した。
石原氏は水俣病犠牲者慰霊式に合わせて4月30日から5月1日にかけて熊本県水俣市を訪問。胎児性患者の金子雄二さん(70)らとの面会で福祉支援の要望を受けた際、「私から市長に話す」などと応じた。しかし、その後の記者会見で「(本人が)目の前にいたので発言したが現実は難しい」と述べ、物議を醸した。
石原氏は12日の記者会見で「言葉足らずだった。お約束をしたことはしっかりと市長にお伝えした」と釈明したが、支援者らは納得しておらず、今回の行動に至った。環境省は「要望を真摯に受け止め、対応を検討する」としている。
水俣病はチッソ水俣工場の排水に含まれるメチル水銀による公害病で、1956年に公式確認されてから60年以上が経過。現在も多くの患者が後遺症に苦しみ、福祉支援の充実が求められている。



