板橋区の商店街スーパー社長、再開発に最後まで抗うと決意
板橋区の商店街スーパー社長、再開発に最後まで抗う

東京変貌:板橋区の商店街、再開発に揺れる

東京都板橋区の「ハッピーロード大山商店街」で、再開発に伴いアーケードが分断される中、商店街に店を構えるスーパー「コモディイイダ」の飯田武男社長(86)が、6月末の退去期限を前に「戸板で菜っ葉を売ってでも抗う」と立ち退きを拒否している。再開発に反対する理由とは。

なぜ賛成から反対に転じたのか

飯田社長は当初、再開発に賛成していた。しかし、計画が当初の内容と大きく異なり、「商店街のためにならない」と反対に転じた。当初は、立ち退いた商店のために中低層ビルを建設する「身の丈再開発」案があり、工事中は都が代替地を提供し、完成後はビルの1階に入居できる話だった。ところが、突然タワーマンション建設に変更され、代替地の提供もなくなったという。

大山商店街への思い

飯田社長が大山商店街に出店したのは2003年。商店街振興組合からの誘致で、客足が増えたと喜ばれ、祭りやイベントにも協力してきた。大山商店街は地域に密着した庶民の商店街で、アーケードが象徴。子ども連れや高齢者も安心して歩けると評価している。

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アーケード撤去の影響

都道整備や再開発に伴い、全長560メートルのアーケードのうち70メートルがすでに撤去され、悪天候時の客足が減少。さらにピッコロ地区の再開発で170メートルが途切れると、商店街そのものが廃れると危惧する。タワーマンションの賃料は高く、立ち退いた店が再入居するのは難しい。

立ち退き期限迫る中で

飯田社長は「安心して買い物や商売ができる大山であってほしい」と強調。立ち退きに断固反対し、訴訟も辞さない構え。客からは「イイダ頑張れ」と応援があり、4月の売り上げは前年比125%に。商店街のにぎわいを維持するため、社を挙げて奮闘する。

再開発組合の見解

商店街振興組合は、都道整備により防災性向上に期待。再開発で店舗建て替えが促進されるとする。一方、飯田社長が主張する「身の丈再開発」は「漠然とした意見の一つにすぎない」と困惑する。クロス地区の再開発組合は、道路整備と沿道建物更新で商店街活性化を図るとコメント。ピッコロ地区の再開発組合からは回答がなかった。

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