福島県郡山市熱海町の磐越自動車道上り線で発生したマイクロバスの単独事故により、新潟市の北越高に通う男子生徒1名が死亡し、17名が重軽傷を負った痛ましい事故について、福島県警が学校関係者から任意で事情を聴取していたことが、17日までの捜査関係者への取材で明らかになった。
事故の概要と捜査の進展
事故は今月8日に発生。マイクロバスはガードレールに衝突するなどして大破し、乗車していた生徒らに死傷者が出た。県警は新潟県胎内市の無職の男(68歳)を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで逮捕し、同容疑者がバスを運転した経緯を詳しく調べている。
学校への任意聴取と書類提出
捜査関係者によると、捜査員は16日に北越高を訪問。バスの契約に関連する書類の任意提出を受けたほか、事故当時にバスに乗車していた生徒から、男の運転状況などについての聞き取りも並行して進めているという。
バス運行会社への家宅捜索
県警は8日、バスの手配を行った新潟県五泉市のバス運行会社「蒲原鉄道」を家宅捜索。同社がどのような経緯で男に運転を依頼したのか、捜査の焦点を当てている。
運行会社と学校の主張の食い違い
蒲原鉄道は6日夜の記者会見で、北越高からレンタカーと運転手の手配を依頼されたと説明。一方、学校側はそのような依頼をしていないと否定しており、両者の主張は対立している。
白ナンバーバスの違法性
県警によると、事故を起こしたマイクロバスは自家用車を示す「白ナンバー」を装着していた。営利目的の運送には緑ナンバー(事業用)が必要であり、白ナンバーでの有償運送は「白バス」と呼ばれる違法行為に該当する可能性がある。県警は道路運送法違反の容疑も視野に入れ、捜査を進める方針だ。



