神奈川県厚木市のあつぎ郷土博物館(下川入)で、市内を8地域に分けてそれぞれの魅力を再発見する企画展が開催中です。今回は「祈り・ぎふてふ・亀太郎」をテーマに、市北西部の小鮎地域に焦点を当てています。
小鮎地域の歴史と文化
博物館によると、小鮎地域は飯山、上古沢、下古沢の各地区を中心とし、近くを流れる小鮎川が地域名の由来とされています。
「祈り」のコーナー
このコーナーでは、飯山の仏教文化を取り上げています。鎌倉時代から各宗派の寺院が創建され、宗教を学び研究する場であったことを、所蔵資料から明らかにしています。
「ぎふてふ」の展示
「ぎふてふ」は県指定の天然記念物であるギフチョウで、標本などが展示されています。春に見られることから「春の女神」とも呼ばれ、かつては市内の雑木林に生息していましたが、1968年に数匹が確認されたのを最後に姿を消しました。
「亀太郎」の功績
「亀太郎」は、この地域出身で明治・大正期に農学博士として活躍した外山亀太郎のことです。異なる品種を交配して生産性の高い蚕を生み出すなど、日本の蚕糸業の発展に貢献しました。会場では、彼が雑誌に寄稿した文章を見ることができます。
企画展の概要
この企画展は2022年に始まり、これまで厚木、依知、睦合、荻野の各地域を1年ごとに取り上げてきました。今回は6月21日まで開催され、5月25日は休館です。入場は無料で、問い合わせは同館(電046-225-2515)へ。



