環境省、クマ個体数調査を6月開始 東北と新潟にカメラ設置
環境省、クマ個体数調査6月開始 東北と新潟にカメラ

環境省は19日、クマによる人的被害が増加していることを受け、東北地方を中心とした生息地で6月下旬から個体数調査を開始すると発表した。山中にカメラを設置して撮影する方法で実施し、2026年度内にも生息地や県ごとの個体数を推計して公表する方針を示した。

調査の概要

環境省によると、2026年度は東北6県(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)と新潟県を含む六つの生息地が対象となる。カメラは計約800台を設置し、6月下旬から順次作業を進める。通過する個体の撮影と、餌で呼び寄せての撮影を組み合わせて頭数をカウントし、そこから個体数を推計する方法を採用する。

全国展開への展望

環境省は全国統一的な方法で個体数の調査・推計を行う方針で、2027年度以降は他の地域にも拡大する予定だ。ただし、北海道では体毛を採取する方法が基本となる見込みで、クマの生息数が少ない四国では別の調査方法を検討する。また、生息していないとされる九州・沖縄では調査を実施しない。

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被害対策のロードマップ

政府が3月に策定した被害対策のロードマップ(工程表)では、現在の推定個体数を北海道1万1600頭、東北1万9237頭などとし、2026年度の捕獲目標数と2030年度の目標個体数が示されている。今回の調査結果は、これらの目標達成状況の評価や今後の対策に活用される見通しだ。

環境省は、クマの出没や被害を防ぐため、住民への注意喚起や対策の強化も併せて進めていく方針である。

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