愛知県警は18日、フィリピン人女性に在留資格を取得させる目的で偽装結婚に関与したとして、会社員の山田和弘容疑者(54)=愛知県北名古屋市徳重生田=ら3人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕、送検したと発表した。容疑者の認否は明らかにしていない。
逮捕された3人
他に逮捕されたのは、会社員の野口康則容疑者(62)=愛知県一宮市森本4丁目=と、フィリピン国籍でアルバイトのホン・アルミイダ・アグブナグ容疑者(50)=名古屋市東区葵2丁目=の2人。
事件の概要
県警によると、3人はフィリピン人の女性(23)と共謀し、同女性に日本人配偶者の在留資格を取得させるため、昨年10月、北名古屋市役所に野口容疑者を女性の夫とする虚偽の婚姻届を提出した疑いがある。
女性の過酷な労働環境
女性は山田容疑者とホン容疑者からフィリピンで勧誘を受け、2月に来日。名古屋市中区栄4丁目のフィリピンパブで勤務していた。休暇は月2日程度で、客を連れて出勤する「同伴出勤」ができない場合や体重増加で数万円、逃亡した場合は500万円の罰金が課せられていた。女性は3月、労働環境に耐えかねて店の寮から逃げ出し、警察に相談したという。
捜査の進展
県警は関係先から複数の婚姻届の写しや通帳、旅券などを押収。山田容疑者がブローカー役を務めたとみて調べを進めている。



