カンボジア拠点の詐欺事件、29人中6人不起訴 名古屋地検が「諸般の事情」考慮
カンボジア詐欺事件、29人中6人不起訴 名古屋地検 (31.03.2026)

カンボジア拠点の特殊詐欺事件で6人不起訴 名古屋地検が処分決定

カンボジアを拠点として行われた特殊詐欺事件において、逮捕された日本人29人のうち、6人が不起訴処分となったことが明らかになりました。名古屋地方検察庁は2026年3月31日、この決定を正式に発表し、不起訴の理由として「諸般の事情を考慮した」と説明しています。

事件の概要と逮捕の経緯

この事件は、カンボジア当局から身柄の引き渡しを受けた29人の日本人が、愛知県警察などによって昨年8月に詐欺未遂容疑で逮捕されたことに端を発します。被疑者らは、特殊詐欺の「かけ子」として活動していたとみられており、国際的な捜査協力の下で摘発が行われました。

不起訴となった6人の詳細

不起訴処分となったのは、20代から50代までの男女6人です。名古屋地検は、詐欺をはじめとするいずれの容疑についても、起訴を見送る判断を下しました。具体的な「諸般の事情」については公表されていませんが、捜査過程で得られた証拠や被疑者の個別事情が総合的に評価されたものとみられます。

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他の被疑者の処分状況

逮捕された29人のうち、21人は詐欺罪で起訴され、現在公判が進行中です。また、1人は別件の窃盗罪で有罪判決を受けており、犯行時に19歳だった男性は、詐欺に関連する非行内容を理由として少年院送致が決定されています。残る6人はこれまで処分が保留され釈放されていましたが、今回の不起訴決定により、全員の司法処理が一通り完了することになりました。

事件の社会的影響と今後の課題

本事件は、海外を拠点とする組織的な詐欺グループの実態を浮き彫りにし、国際犯罪対策の重要性を改めて示す事例となりました。不起訴処分が下された背景には、被疑者それぞれの関与の程度や事情が細かく検討された結果と考えられますが、被害者への補償や再発防止策については、引き続き関係機関による取り組みが求められています。

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