福島県南相馬市は28日、市役所の金庫に保管されていた生活保護費21万1196円を盗んだとして、同市社会福祉課の男性副主査(34歳)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。市は公表基準に該当しないとして氏名を非公開としている。職員はすでに全額を弁済しており、刑事告訴については「現時点では留保する」としている。
事件の経緯
市の発表によると、職員は土曜日だった16日に市役所に立ち入り、社会福祉課の金庫に保管されていた1人分の生活保護費を盗んだ。職員は公金の事務や給付の担当ではなかったが、金庫はダイヤル式で、解錠方法が課内で共有されていたという。
発覚から処分まで
18日、生活保護費を支給するため別の職員が金庫を確認したところ、現金がないことが判明。同課の防犯カメラ映像を確認したところ、職員が金庫から何かを取り出す姿が映っていた。市の聞き取りに対し、職員は盗んだ事実を認め、「生活が苦しく、借入金の返済や生活費に充てた」と話しているという。なお、生活保護費は予定通り18日に支給された。
市長のコメント
処分を受け、門馬和夫市長は「市民の信頼を根底から失墜させる極めて悪質な行為だ。深くおわびし、再発防止に取り組み、市民の信頼回復に努める」とコメントした。



