群馬県、土砂災害警戒情報の基準見直しを実施へ 精度向上を目指す
群馬県、土砂災害警戒情報の基準見直し 精度向上へ

群馬県は、土砂災害の危険性が高まった際に発表する「土砂災害警戒情報」の発表基準を2026年5月29日から見直すことを明らかにした。この見直しは、近年の降雨パターンや実際の災害発生状況を反映し、情報の精度を高めることを目的としている。

主な見直し内容

今回の見直しでは、まず情報の名称が「レベル4土砂災害危険警報」に変更される。これに伴い、発表の判断に用いる「土砂災害発生危険基準線(CL)」が改定される。具体的には、2024年度末までの降雨データと土砂災害データを反映し、60分雨量の上限値が撤廃される。また、土中にたまった雨量を示す土壌雨量指数の下限値も調整され、短時間の激しい雨だけでは土砂災害の危険性が低い場合の発表が抑制される。

メッシュの細分化と除外区域の拡大

危険度を評価する単位「メッシュ」は、従来の5キロ四方から1キロ四方に細分化され、より詳細な区域ごとに危険性を評価できるようになる。一方で、土砂災害の恐れがない平たん地や、降雨時に人が通らないゲート付き林道、周辺に道路がなく人が立ち入れない砂防指定地などは判定対象から除外される。これにより、除外メッシュ数は従来の1137から1793に増加し、県全体に占める割合は18%から29%に拡大する。

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情報精度の向上と住民への影響

この見直しは、気象庁のホームページでリアルタイムに公開されている災害危険度分布「土砂キキクル」にも反映される。県砂防課は「土砂災害の恐れが高い地域を、より高い精度で判定できるようになる」と強調しており、市町村の避難情報発令や住民の自主避難の判断に役立つと期待される。

今回の基準見直しにより、不要な警戒情報の発表が減り、住民の防災意識の向上にもつながると見られる。群馬県は今後も、最新のデータに基づいた防災情報の提供に努める方針だ。

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