栃木県上三川町の住宅に複数の人物が押し入り、住人の女性1人が死亡した事件で、栃木県警は16日、川崎市の高校生(16)を強盗殺人容疑で逮捕したと発表した。これで逮捕された容疑者は、相模原市の高校生の少年2人と同市に住む自称高校生(16)を含め、計4人となった。県警は、事件に関与した他の人物がいる可能性もあるとみて、引き続き捜査を進めている。
県警組織犯罪対策1課によると、今回逮捕された川崎市の高校生は、先に逮捕された少年3人らと共謀し、14日午前9時23分から28分ごろにかけて、住宅に侵入した。室内で金品を物色し、この家に住む会社役員の富山英子さん(69)を凶器で突き刺し、死亡させた疑いがもたれている。誰が直接被害者を殺害したかは、まだ明らかになっていない。
この事件では、富山さんの長男と次男も骨折などのけがを負っている。県警は、いわゆる「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」による犯行の可能性があるとみて、捜査を進めている。匿名・流動型犯罪グループは、SNSなどで集まったメンバーが、役割を分担して犯行を行う特徴があり、県警はその背景も含めて詳しく調べている。
また、県警は他の関与者の存在を探るため、現場の防犯カメラの解析や、関係者の携帯電話の通信記録の確認などを行っている。逮捕された4人の少年らは、いずれも16歳で、互いに面識があったとみられる。今後の捜査で、事件の全容解明が進むと期待される。



